今回はさあらの出番は少ないです(汗;)
先週末の事。
なんと、山渓がスノーフェスティバルという雪山をテーマにした講習会や、体験教室、石井スポーツの特売などのイベントを行っているではありませんか。これは見学に行かなくてはなりません。
マムート、キーン、K2、MSR、ノースなど有名どころがブースを構えています。
マムートのダウン、良いですね〜。でも半額であっても手が出ません。
面白かったのは、ブレンディー(スティックコーヒー)のブース。なんと、カフェオレ、ミルクティー、ココアが無料で試飲できます。しかもSNSにアップすると12本プレゼント!さあら家が何回飲んだかは、、、秘密にしておきます。
会場の周りは雪も少なく、さあらも快適にお散歩できました。いつもよりも時間長めでお散歩できたので、さあらには動くお家でお昼寝をしてもらって、我々はワークショップを覗きに行ってみました。
雪山入門ツアー、ピッケル&アイゼン講習会、フォトトレッキング、アバランチ入門などの講習会が無料or格安で受けられます。
なかなか無い機会なので、雪山リスクマネイジメント講習会に参加しました。
もちろん無料(^^)/
ロープウェイで山に上がり、転倒時に多い骨折を回避しつつ起き上がる方法、装備の安全確保、雪崩の判断の仕方、ビバーク等で役立つ雪の掘り方、ツェルトの重要性、エマージェンシーシートでの担架搬送、雪崩で生き残るには、、、などなど、生き残るための基本を教えていただきました。
なんでもガイドの方はヒマラヤの5000m付近で雪崩で生き埋めになった経験がおありな方、とても説得力がありました。
講習では様々なツェルトの試用ができましたが、私的には右上の写真のオレンジのlifesystemsのサバイバルシェルターが気に入りました。スッポリかぶれば形になる即応性と外の様子が覗ける窓があるのがいいですね。ちょっとした休憩時にも体温低下が防げて重宝しそうです。
2時間ほどの講習会でしたが、とても楽しく勉強になりました。
マリモとーさんが興味があると思うので印象に残ったことをメモしておきますね。
・インナー手袋着用がオススメ(外してはいけない)
・ゴーグルはオススメ。サングラスを使うならバラクラバの口に穴を開けると曇らない。
・背中にメッシュがあるザックは雪が詰まってしまうので、冬には向かない。
・ツボ足でハマったら、足を捻って引き抜いてはいけない(捻挫、骨折)。足の周囲を踏み固める、ストックで潰すなどして動けるエリアを冷静につくること。
・装備の落下防止。ザックのポケットから落ちても大丈夫なように紐などで必ずつなぐ、失った装備は致命的。首に紐をかけるのはNG、雪崩や滑落時の死因になる。
・ピッケルやストックをザックにつける時は後ろにいる人に刺さらないようにカバーをつけること。ザックの蓋をさらに被せるのも良い。
・休憩時に低体温症になりやすい。休憩はツェルトを被って体温の低下を防ぐ。日帰りでも下着の替えを持って行き、汗をかいているようなら下山時にツェルトで着替える。
・雪山でスコップは重宝。ビバークにも使えるが、ラッセルの時に手で漕げる。
・雪崩の判断に弱層試験、コンプレッションテスト等があるが、結局は雪の感触を自分で覚えて本能で感じること。ストックを逆向きの挿入すると雪に層を感じるのでその感触を覚える。怖いと思ったら引き返す。怖いと思えた人間が生き残っている。
・雪崩に巻き込まれたら、上下はわからない。運良く硬い地面に足が触ったら蹴って浮上できるかも知れないが、良く言う泳ぐことは不可能。停止した後にグイグイと圧迫され胸が潰されるので、固まる前に体を動かしてエリアを確保できると生還率が上がる。
・ビバークで雪洞を掘るなら斜面の上の方が雪が溜まって出口が塞がれづらいのでオススメ。ただし、雪崩や滑落の恐れのあるところはそもそも選んではいけない。
、、、、、なるほどねぇ。
これは、修羅場を多く見てきた人でないと語れないです。とても勉強になりました。
また機会があれば、別なワークショップにも参加したいと思います。
さて、さあらの午後お散歩の時間です。
良い子に待っていてくれたました。ご褒美に好物のリンゴを少し上げました。
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気持ち前のめりですが、伏せしているつもり(汗) |
さあら、付き合ってくれてありがとうね(^^)/